2013-07-17

オイリュトミー、夏のリハーサル




今年は

まだ七月に入ったばかりだというのに

東京は連日猛暑日が続いた



こうも日射しが強いと

国分寺の稽古場への道すがら

眼に入る道端の花や

民家の垣根の葉も

だんだん水気が無くなって

さすがに参っているような感がある。



自然の植物ですらこうなのだから

人の生活に影響するのも無理はない



僕が子供の頃は

真夏の炎天下だろうと

みんな顔を赤らめながら

陽が暮れるまで、走り回って遊び呆けたものだが

今の子供たちは

なかなかそうはいかないだろうな。



…ところで

オイリュトミーの稽古では、ほとんどエアコンを使わない

夏の狂ったような太陽に、一日中熱せられた稽古場は

始まる前からすでに蒸風呂状態だ



目下稽古中の舞台は

今年の九月にある天使館の公演

笠井叡プロデュースの「ゲネリス」第三回

オイリュトミー『蝶たちのコロナ』



笠井先生含め、11人のオイリュトミストが出演する舞台だ。



毎回、熱い稽古場で

熱い稽古が続いているが

不思議と

オイリュトミーの稽古後には

身体が澄んだような感覚を味わえる



どこか、清々しさのような

身体がハレた感覚というのか…



すると

心なしか

帰り路の夜のヒマワリも

さっきより明るく

闇夜に伸びているのである。