2015-11-08

『蝶たちのコロナ』日独伊三ヶ国語ヴァージョン

オイリュトミー『蝶たちのコロナ』日独伊三ヶ国語ヴァージョン、いよいよ一夜限りの本番が近づいてきました。


2013年、東京で初演された日本語版『蝶たちのコロナ』は、名古屋、仙台など日本各地で上演されました。


その後、ドイツ語版の『Die Schmetterlingskorona』は、2014年にドイツ、イタリアにてツアーを行ない、ルドルフ・シュタイナーによって設立された最初のオイリュトミー学校、シュツットガルト・オイリュトメウムと、イタリアのローマ第3大学で上演されました。


そして、今年の夏にはイタリア語版『La corona delle farfalle』をローマにて上演、同時にグループメンバーによる十日間のオイリュトミーワークショプを行ないました。


今回、その集大成ともいえる『蝶たちのコロナ』日独伊三ヶ国ヴァージョンですが、今までの作品とは異なる新しい構成となって、国分寺市立いずみホールでのワンナイト・パフォーマンスとなります。


是非多くの方に観ていただきたい舞台です。


チラシ写真はシュツットガルト・オイリュトメウムでの本番前に、写真家の笠井爾示さんが撮ってくださったもので、禮示さんのデザインです。






☆以下詳細です↓


オイリュトミー『蝶たちのコロナ』日独伊三ヶ国ヴァージョン


場所:国分寺市立いずみホール
*JR西国分寺駅南口徒歩1分
日時:2015年11月17日(火) 開場:19:00 開演:19:30
入場料:前売2,700円 当日3,000円 
構成:
笠井叡 
出演:
〔天使館オイリュトミー・グループ〕
浅見裕子
上村なおか
笠井瑞丈
笠井禮示 
鯨井謙太郒 
定方まこと
寺崎礁
野口泉
原仁美
笠井叡
ピアノ:上田早智子
チェロ:山崎明子 
主催:天使館 
《本公演「オイリュトミー『蝶たちのコロナ』 三カ国語ヴァージョン」は、ルドルフ・シュタイナーの「遺された黒板絵」から選ばれ たテキストの6編を、第一部に日本語、第 二部にドイツ語、そして第三部にイタリア語で上演します。同じキャスティングで同じテキストを異なる言語で三回上演することを通して、日本語、ドイツ語、イタリア語の「響き」と、オイリュトミーの「動きの質」の違いをお楽しみ下さい。プログラムには、言葉のオイリュトミーの他に、ショスターコーヴィッチ作曲による「チェロ・ソナタ」、バッハ作曲の「G線上のアリア」と無伴奏チェロ組曲・第一番」やフォーレによる「チェロ・ソナ タ第二番」などの音楽オイリュトミー作品も組み込まれています。》

ご予約は僕へのmail、あるいはコチラへ⇒info@akirakasai.com

2015-11-07

KMRii 2016 S/S Collection

先日、不思議なご縁から、フォトグラファーの高木由利子さんにお声がけいただき、lui onozakiさんのブランド『KMRii』 2016 S/S Collectionのためのモデルをしてきました。



KMRiiのWebに写真アップされてます。





ご一緒させていただいたのは渋谷109の元カリスマ店員で、近年はブランドデザインやプロデュースをして活躍されている森本容子さん。


最近、人と人との出会いや別れほど神秘的なこともないなと、つくづく思います、、、







仙台ポエトリーフェス2015

9月に行なわれた『仙台ポエトリーフェス2015』


詩人、一方井亜稀さんからの呼びかけで、僕は福島在住の詩人であり、高校教師でもある及川俊哉さんとのコラボレーションで出演致しました。


会場は仙台の劇団I.Q150さんのスタジオで、当日は満席、立ち見も出てとても熱気がありました。


どのパフォーマンスもかなり独創的でしたが、現代詩人の方たちのなかで、「文字」として発表される詩作品と、リーディングやパフォーマンスなどの表現行為とがどのような相互関係にあるのか、ある意味ナゾで興味深かったです。


今回、及川さんとは20分ほどのパフォーマンスでしたが、先日、その時の模様が河北新報に記事になりました。



肩書きなぜか舞踏家になってます、、、一度も名乗ったことはないのですが。


及川さんとは来年、福島で単独本公演を予定しているので、目下準備中です。少しづつお知らせしていきたいと思います。


フェスが終わってからはそのまま会場打ち上げ、二次会では鎌倉から駆けつけてくださった城戸朱理さん、桂子さん、出演者のカニエ・ナハさん、暁方ミセイさんら詩人の方たちと牛タンの利休へ。


そして三次会では、幼なじみ、マーのK'sBarへ。
とても愉快な時間でした。


それから、今月号の『現代詩手帖』には詩人のカニエ・ナハさんがフェスの詳細レポートを書かれております。


写真は小野田桂子さん。
いつもありがとうございます。
是非ご一読下さいませ。


『仙台ポエトリーフェス』、また来年も開催してほしいです。


一方井さんはじめ、仙台のスタッフの皆さま、お集まりくださった皆さま、どうもありがとうございました。

2015-06-25

イタリア語版『蝶たちのコロナ』



今日、6/25(木)から、『蝶たちのコロナ』のイタリアツアーが始まります。


初演の日本語版は、東京、名古屋、仙台を回りました。


昨年は、ドイツ語版『蝶たちのコロナ』で、ドイツとイタリアで公演しました。


今回はイタリア語版。
初演の日本語版の頃からは構成も変化し、新たな響きの言語で、全く違った『蝶たちのコロナ』になっています。


ローマでの2回の公演の他に、10日間の連続WS、ミーティング、そして、ダンスやオイリュトミー作品によるデモンストレーション・パフォーマンスなど、プログラムも盛りだくさんなツアーです。


帰国は7/11(土)


いざ、イタリア。


行ってまいります!!




2015-05-30

『宇宙ごっこ』舞台写真アップしました。


『宇宙ごっこ』

先月、エル・パーク仙台にて。











写真/小野田桂子




CSスカパー!『LIVE! Edge 』鯨井謙太郒 「毒と劔」


今年の2月14日(土),15(日)に、セッションハウスで行なった公演『毒と劔』の創作を追ったドキュメンタリー番組「LIVE! Edge」が、6月6日(土)21:00〜22:00、CSスカパー!Ch216/ベターライフチャンネルで放映されます。


制作はテレコムスタッフ。
ディレクターは平田潤子さん。
詩人の城戸朱理さんが監修を務めている番組です。


撮影が開始されたのは、昨年9月のwwfes2014「発する身体」でのパフォーマンス、詩とダンスとオイリュトミーによる『コエの未来は、未来のカラダ』のリハーサルの頃から。


そして、このコラボレーションから『毒と劔』が生まれました。


延べ七ヶ月ほどの撮影期間を経て、どのような番組となっているのかとても楽しみです。


テレコムスタッフのWebサイトに詳細がアップされております。


CS放送なので、観られない方もいらっしゃるかもしれないですが、番組はiPhone/iPad&androidの「ivy」というアプリでも観る事が出来るそうです。



是非チェックしてみて下さい!!


それから、今発売中の「現代詩手帖6月号」に、詩人の石田瑞穂さんが『毒と劔』のレヴューを書いてくださっております。


とても読み応えのある文章なので、そちらも是非ご一読下さいませ!!













写真/小野田桂子

2015-03-18

鯨井謙太郒×富田真人『宇宙ごっこ』

『宇宙ごっこ』仙台公演まで、いよいよ一ヶ月を切った。


今月は毎週3日間ほど仙台に滞在してクリエイションしているが、上京して十数年、これまでで一番仙台に帰っているような、、、


今までになく身体が“仙台化”してくるような、不思議な感覚だ。




今回の『宇宙ごっこ』は、世間的にいうところの「幼なじみ」富田真人氏との共同作品。


ダンサーでもなく、いわゆる舞台人でもない彼の本職は「バーテンダー」、そして「朗唱家」。


これまで、オイリュトミーの朗唱や、自主企画の朗読パフォーマンスなどを行なっていて、2013年には、コルヴスの仙台公演でも朗唱家として共演している。




稽古後に彼と語り合っていると、仙台での十代の頃の出来事を、僕はほとんど憶えていなかったりして唖然とすることも多い。


長らく記憶の彼方に忘却されていたことが無数にあるらしい。


でも、あの頃はめまぐるしく何かが起きていたのだから、仕方がないとしよう、、、?




16,7歳の頃だったか、
ワケあって⁈某組事務所に何日も拉致監禁されたり、


とある右翼団体と警察、双方から追われて、やむなく宮城県外へ逃亡生活を送るハメになったり、


北日本暴走連合◯◯の副総長と一悶着あり、4,50人の輩に囲まれて逆に殺されかけたり、、、


夜な夜な盗みやら、喧嘩やら、何やらに明け暮れていた少年時代の日々の悪業が、今回、リハーサルで帰仙するたびに想起されてくる。




、、、ちなみに、当時の仙台中央署の留置所は、本当にTVドラマに出てくるような独房で、和式トイレが一つあるだけの3畳ほどの小部屋だったな。


しかも、隣の独房にはイスラエル軍の女兵士がいて、消灯後、片言の英語で壁越しに会話していたような記憶も。(担当刑事から「あれは女だけど、オマエなんか一瞬でヤられるぞ」と怒られた)


今思えば、留置所という場所は少年も大人も一緒なので、かなり身近に凶悪な雰囲気を感じるところかもしれない。


、、、とにかく、世の中には悪いのが山ほどいた。


周りにも売春少女やジャンキー、レディースみたいな女の子ばかりいて、時にはまるでサドの小説のようだったし、他にもとてもここに書けないことが山のようにあるけれど、90年代は、ニュースや、新聞記事にならない少年事件はいくつもあったと思う。


だから、通り魔や、テロリスト、重大犯罪を犯す少年と、自分は何も変わらないのかもしれないと思うことが、正直今でもあったりする。


もしかしたら、ヴェンダースの「ベルリン天使の詩」のように、人生のかたわらに、いつも守護天使のような力があったのかもしれないなどと、勝手に想像しては感謝しているが、、、




ところで、今回の仙台公演は、その頃の罪滅ぼしのためにやろうというわけでは、勿論ない。


富田真人氏と仙台で公演を行なえることが、僕自身とても嬉しく、シンプルに楽しいし、


今回の公演は地元の皆さんの協力のおかげで、これまでになく様々な方面で動きが広がっていて、僕にとっても、そのことがとても力になっている。
みんなには本当に頭が下がる思いで、僕も頑張らなければと思う。




「滅びゆく時代に、産め、宇宙を。」
チラシにある彼の熱い言葉。


いま、この日本の政治、経済、芸術の在り方を、根本から覆す力というのは、人と人とのリレーションシップなしには不可能だという想いは、ますます強くなる一方だ。


東日本大震災から4年経ち、仙台空襲で焦土と化してからは70年。


復興とは、文明の表層だけではなく、喪われたものたちと共に、そして、現在を生きる人間の自由な力によってなされるものだろう。


是非、この『宇宙ごっこ』に多くの方にお運び頂きたいと願うとともに、かつての因縁の「お礼参り」のためのご来場は、固くお断りしているので悪しからず!!




本番は4月12日(日)18時開演。


会場はエル・パーク仙台スタジオホール。


ご予約はコチラ→uchugokko@gmail.com








神山さんのお墓参り

写真家、神山貞次郎さんのお墓参りに、ようやく行くことができました。


昨年から、月1回、仙台でコルヴスのオイリュトミークラスを行なっているのですが、その会場からすぐのところにあるお寺でした。


「いつ仙台でやんの?撮り行くから言ってよ〜!」


神山さんの笑顔と、到底感謝しつくせない言葉が、いまも胸のなかで蘇ります、、、






『毒と劔』@セッションハウス、終演致しました。


『毒と劔』


お陰様で二日間三回公演とも大盛況のうちに終えることが出来ました。


ご来場下さりました皆様には、心から感謝申し上げます。


今回、本当に多くの方々からのお力添えをいただき、セッションハウスの直子さん、孝さんはじめ、心強いスタッフのバックアップに助けられながら、舞台を創りあげる事が出来ました。


とても恵まれたことで、有難いことだと思います。


また、出演して下さった大倉さん、よしか、浅見さん、泉さん、サダさん、みんなギリギリの日々のなかで、一緒に稽古でき、踊る事ができたこと、最後までこの作品に力を注ぎ続けてくれたことに、言葉にならない想いがあります。
本当にお疲れ様でした。


そして、「詩の発生」についてのテキスト「elements〜私の作詩法」を書き下ろしてくださり、昨秋のwwfesからご尽力いただいた詩人の城戸朱理さんには、とても感謝しきれない思いです。
心より御礼を申し上げたいと思います、、、



2015-01-30

雪が降っている、、、


今日も『毒と劔』の稽古だが、この作品は「無」をとらえることなしには、何も生みえない。


あらゆる歴史、あらゆる神話は、
物も、意味も、記憶も、イメージも拒絶したこの「無」の後に来るだろう、、、


空っぽの言葉。空っぽの身体。


そこには、今なおも
戦後の焼け野原が透かし見える。
瓦礫。
廃墟。
何もなくなった風景。
神も不在の時、、、
あの日も、しかし、灰は日の光を浴びて輝いていた。


残された空っぽの言葉。
それは「無」を包みこむ「フォルム」だ。


荒れ果てた地と、荒れ果てた天、、、
あれからずっと、雪が降っている。
その雪は、あらゆる世界を、世界以前に還元するだろう。
表現以前、
作品以前、
創造以前に。


「無」からの創造。
生成を生きるダンス。
それは限りなく詩作行為に近似してくる。


僕にとって、「無」からの創造行為とは、
この空っぽの「言葉」と「身体」への目覚めなくしては不可能だ。


決して荒れ果てることのなかった天が、
この残された「無」のなかにはある。